カラーフォーマルのマナーとQ&A

昼の装いのマナー

正礼装

格調高い結婚式や披露宴、記念式典、卒業式など、あらたまった場での装いです。
あまり肌を見せないアフタヌーンドレス、ワンピースが正式ですが、アンサンブル、スーツでもよく、長袖を基本とします。柄は紋織りや地紋だけの無地感覚のものを選び、光りすぎる素材は避けてください。

  • ◆バッグ
    ドレッシーなデザインで、艶を抑えた小型のものを。

  • ◆アクセサリー
    パールなど、光を抑えた上品なものを
    アクセントにして。

  • ◆帽子
    屋外にはつばのあるもの、室内ならつばのないものを。

  • ◆手袋
    帽子を用いたら必ず持ちます。白またはドレスと同系色で。

  • ◆靴
    革のパンプスが主流。プレーンなハイヒールが上品。

準・略礼装

形式にこだわらない披露宴やパーティーなど、正礼装ほどはあらたまらず、TPOに応じた着こなしをします。
ワンピース、アンサンブル、スーツなど、シルエットや丈に流行を上手に取り入れ、組み合わせの変化を楽しみましょう。

  • ◆バッグ
    中型のカーフが主流。手提げ型の他、ショルダー型でもよい。

  • ◆アクセサリー
    光りすぎるものを避け、ドレスに合わせてコーディネイト。

  • ◆帽子
    狭いつばがついていても可。屋外ならば広いつばも許される。

  • ◆手袋
    つけなくてもよいが、手袋を添えるとよりフォーマル感アップ。

  • ◆靴
    コンビなど、ドレスに合わせて自由にコーディネイト。

夜の装いのマナー

正礼装

公式の晩餐会や結婚式、披露宴、着席式のパーティーなどにふさわしい、最も格調高い装いです。
胸・背・肩などを大きくくったワンピース形式のローブデコルテ(イブニングドレス)など、袖なしを原則としたロング丈が一般的。ラメ地、サテン、タフタなど光沢の強い生地が使われます。

  • ◆バッグ
    光沢のある小型のもの。ショルダーバッグはマナー違反に。

  • ◆アクセサリー
    光る色石などを使った大ぶりなもので華やかに演出して。

  • ◆帽子
    宝石を使った、ネックレスとペアになったティアラが豪華。

  • ◆手袋
    肘上までの長さ。サテンかキッドの白またはドレスと共布で。

  • ◆靴
    できればドレスと共布のもの。もしくは光沢のあるサテンなど。

準・略礼装

親しい方で集まるパーティーなどには、あまり形式ばらないワンピースやパンツなどを着用します。
シルエットや素材は自由ですが、流行を積極的に取り入れて、パーティーらしい雰囲気を演出。アクセサリーは高価なものでなくてよいので、個性的にコーディネイトします。

  • ◆バッグ
    光沢のあるもの。立食形式なら、ショルダー型がおすすめ。

  • ◆アクセサリー
    色やデザインに遊びのある、照明に映える輝きのあるもの。

  • ◆帽子
    カクテルハットなど、つばのないものを髪飾りの感覚でつけて。

  • ◆手袋
    つけなくてもよいが、つけるなら遊び心のあるものも可。

  • ◆靴
    エナメルやサテンなど、華奢で華やかなハイヒールを選んで。

Q&A

  • 平服といっても、通勤着や街着などの普段着という訳にはいきません。
    フォーマルほど格式ばらず、時間帯・会場・ゲストメンバー・内容に合わせた装いがマナーです。

  • コサージュをつける位置や方向に決まりはありませんので、着るものによってバランスよくつけましょう。
    胸元のほか、髪・首元・ウエスト・手首などにつけてお楽しみください。

  • 1~3ヵ月かけての船旅では、乗船当日は船長主催の「ウェルカムパーティー」が催されるのが一般的。 毎日のように「カジュアルパーティー」や「カクテルパーティー」などドレスコードを設けた親睦会がありますので、丈の長さの異なるドレスがあるとコーディネイトの幅が広がります。また、かっちりしたジャケットやアレンジを楽しめる大判ストールも重宝します。

  • 日本百貨店協会の提唱する「スマートラッピング」を推進しています。
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