お中元とは、主に7月からお盆の期間にかけて、お世話になっている人に贈りものをする風習を指します。感謝の気持ちに加え、相手の健康を願う気持ちも込めて、会社の上司や遠方の家族などに贈りものをすることが一般的です。
お中元の起源は中国に関係があります。中国の暦の上では、1月15日が「上元」、7月15日が「中元」、10月15日が「下元」と分けられています。そして、中国では7月15日が祖先を供養する日となり、その風習が日本の仏教の風習と混ざったことで、お中元は「感謝の気持ちを伝える習慣」となりました。
お歳暮もお中元と同様に、お世話になった人に対して感謝の気持ちを示すために贈ります。しかし、お歳暮は1年の締めくくりとして贈るため、お中元とは贈る時期が異なっています。
お中元の一般的な相場は、3,000~5,000円です。決まったルールはないものの、身内の人に贈る場合は3,000円、会社の上司など目上の人に贈る場合は5,000円といったケースが見られます。
そのほか、贈る相手別の相場は以下の通りです。
取引先 |
会社の上司に贈る場合と同様に、5,000円程度が望ましいとされています。お得意様に贈る際は、10,000円を限度に選ぶこともあります。 |
習い事の先生 |
習い事の先生へのお中元は、現在では贈らないケースも増えています。先生がお中元の受け取りを拒否していたり、お中元を贈る習慣がなかったりするところでは、必ずしもお中元を贈る必要はないと言えるでしょう。
お中元を贈る場合は、3,000~5,000円程度が多いようです。 |