おせちの豆知識!予約時期はいつごろがよい?
おせちとは?おせちの起源も解説!
おせちとは季節の節目を意味する「節(せち)」の日を指す言葉で、漢字では「御節」と書きます。おせち料理は、季節の節目ごとに豊作を感謝し、神様にお供え物をする「節供」が由来とされています。
おせち料理の始まりは弥生時代です。弥生時代から稲作の習慣が根付いたことで、狩猟ではなく農耕が中心の社会に変わりました。その後、奈良時代から平安時代にかけておせちが徐々に定着し、江戸時代には「おせち料理はお正月に食べる」ことが一般的になりました。
ただ、「おせち」という名称が定着したのは、第二次世界大戦の後です。それまでは「蓬莱」などと呼ばれていたものの、デパートなどでおせちが売られるようになり、世間一般にも「おせち」の名称が定着しました。
おせちの豆知識|祝い肴三種とは?
祝い肴三種とは、お正月をお祝いする上で必要な3つの料理のことです。祝い肴の種類と意味は以下の通りです。
数の子 |
ニシンの卵である数の子には、一腹に多くの卵がある上、粒もたくさんあります。このことから、「子孫繁栄」の意味が込められています。 |
黒豆 |
黒豆の「黒」には、邪気を払い不老長寿をもたらすという意味が含まれています。また、家族がまめに(勤勉に)働けるようにという意味もあります。 |
田作り |
田作りには「豊年満作」という願いが込められています。地域によっては「ごまめ」と呼ばれることもあるでしょう。 |
なお、関西では「田作り」の代わりに「たたきごぼう」が祝い肴として出されます。「根付く」野菜のゴボウにあやかって、家の土台が整うようにという意味が込められています。
おせちはいつごろに予約すべき?
おせちの予約でおすすめの時期には、一般的に販売が開始される9月から10月の間、あるいはお正月直前の12月下旬が挙げられます。
9月から10月の間であれば、お目当てのおせち料理も予約できるでしょう。また、「早割」や「送料無料」など、おせち料理をお得に買える可能性が高まります。
おせちの相場はどれくらい?
おせちの一般的な相場は10,000~15,000円が多くなっています。おせちの販売価格は幅が広く、高いもので30,000円以上などさまざまです。
家族でおせち料理を食べる場合は、10,000円以上のおせちを選ぶことがおすすめです。10,000円以上のおせちは三段重の場合が多く、品目も豊富にあるため、家族全員でおせち料理を味わえます。